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介護の配食サービス値段と条件。トラブルの実例を紹介

祖母が転倒したり、物忘れが多くなったことで、配食サービスを頼むことにしました。

配食サービスとは?

配食サービスとは、高齢者の方等が自分で食事を作れなかったりする場合に、晩御飯のお弁当を配達してもらえるサービスです。

配食サービスには2種類あります。主に民間事業者が行うものと市役所など自治体の関連機関である社会福祉協議会が行うものです。

民間の配食サービス

民間の配食サービスで有名なのはワタミの宅食ですが、民間の場合は介護保険が利用できないので個人の費用負担が大きくなります。

自治体による配食サービス

自治体による場合は、介護保険の対象となるので個人の費用負担も安価です。私の場合は自治体の配食サービスを利用しました。

自治体が主体の配食サービスには一定の補助があるため、サービスを受ける側の金銭的負担が軽減されます。

配食サービスの目的と要件

配食サービスの目的はお弁当を届けることだけではありません。高齢者に対しての見守りが主な目的になります。

日々子
お弁当で栄養をしっかりとることも必要だけど、配達時の安否確認が1番の目的なんだそうです。

配食サービスの目的

配食サービスの目的は、お弁当配達の時の声かけにあります。

家の中で倒れたりしていないか、怪我をしていないかを確認するという見守りサービスが主な目的です。

もちろん、栄養が考えられた食事を提供することも大切な目的ですが、どちらかというと見守りサービスに重点がおかれています。

配食サービスを受ける要件

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私の祖母の場合ですが、下記のような状態だったので配食サービスを受けることができました。
  • 要支援1の介護認定
  • 単身世帯である
  • 自宅で転倒し顔が腫れ上がる状態であったのに、その時の記憶がない
  • 1ヶ月で体重が3キロも落ちた
  • 認知症の症状が悪化しており、料理を放置し腐らせている
  • 食事をしたかどうか記憶が曖昧

配食サービスを受ける時のルール

配食サービスは見守りが主な目的となっているので、少しルールがあります。

  • 本人が家から出てこない時の場合に、家の前に弁当BOXを置いておく。
  • 本人が出てこない時は家の前の弁当BOXにお弁当を入れておき、電話をかける。その時に本人が電話に出ればOKだが電話にも出ない場合は、孫である私に電話が入る。
  • 弁当が不要の場合は当日の朝9時30分までに連絡する。

配食サービス1食の金額は?

配食サービスは1食350円で頼むことができます。

朝食も必要な場合は、1食180円で追加可能ですので、その場合は530円となります。

朝食は晩御飯と一緒に配達されますので、祖母には一度にまとめて食べてしまわないように、声かけをしています。

市の配食サービスはどこが運営しているの?

市の配食サービスは社会福祉協議会というところが運営しています。社会福祉協議会は、配食サービスや災害にあった家の被災状況の確認なども行なってくれる団体です。

配食の時間に祖母がいないことが分かっている場合には、社会福祉協議会に連絡しておくことが必要です。

仮に連絡を忘れてしまうと祖母の安否確認が出来ないため、社会福祉協議会に迷惑がかかってしまいます。

配食サービスで起きたトラブル実例

  • 配食の時間に祖母が寝ていて気付かず。外に弁当保管用の箱も出していなかった(祖母が間違えて片付けてしまっていた)ため、配食サービスの配達員の方に迷惑がかかった
  • 配食の時間に祖母が近所の知り合いの家に遊びに行っており、どこにいるのか不明になったため、配食配達員とケアマネージャーと一緒に捜索

配食サービスを始めてみると分かるのですが、祖母が夕方に出かけることがあったため、配食配達員の方が安否確認ができないことが何度もありました。

特に、近所に遊びに行っていた時は、1時間以上付近を捜索することになったため、かなり骨が折れました。

配食サービスのトラブル対処法

近所に遊びに行くところがある程度特定できるのであれば、その方の連絡先を聞いておき、ケアマネージャーさんに連絡先を伝えておくことが大切です。

もしいなくなっていた場合には連絡をとって探していただくこともできるからです。

また、配食の時間の外出を控えるようにするには出入り口(祖母の場合は勝手口)の前に大きな紙を貼り「16時以降の外出しないこと」と書いておくのも有効です。祖母は曜日と時間がわからない時があったので、張り紙のすぐそばにデジタル時計を置いています。

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