今の時代、育児にiPhoneは必須となっていませんか?子どもにiPhoneを持たせておくと大人しくてついつい使わせてしまいますよね。
スマホ育児はダメと言われていますが、飲食店での待ち時間などちょっとした時にはスマホに頼りたくなってしまいます。
子どもに静かに待ってもらう時にiPhoneが必要な場面は多々あると思いますので、iPhoneを子どもに渡すときに事前にやっておくと便利な設定をまとめてみました。
この記事では、保育園児から小学校低学年の子どもを想定して、スマホ育児の子どもへの影響とスマホを子どもに渡すときの設定方法を書いていきたいと思います。
スマホ育児の影響は?子どもへiPhoneを渡すことについて
子どもにスマホを渡す「スマホ育児」で子どもへの影響はあるのでしょうか?
1)脳の発育への影響。スマホばかり見てしまい、会話が無くなる
病院の待ち時間などにスマホを渡してしまうことで、親子や周囲の方との会話の機会が大きく減ってしまいます。
他人との会話というのは子どものコミュニケーション能力の発達にとても大切なことです。会話するときに相手の発した言葉を自分で理解して、自分の気持ちや考えを言葉にする行為は子どもの発育にとってとても大切なことです。
2)落ち着いて待つことができなくなってしまう
スマホを手渡すことが常になってしまうと、スマホがないと待つことができない状態になってしまいます。
待ち時間にスマホがあることが当たり前になってしまうと、小学校などで一人で待つ時間があったときに、待てずにぐずってしまったり席を立ってしまうような落ち着きがない子どもになってしまいます。
3)有害な動画や広告を見てしまうことで発育への悪影響がある
子どもがYouTubeを見ていると時々広告が入ることがありますよね。
広告の中でも、子ども向けのものや大人向けのものもあります。
中には子どもにとって有害なもの(流血表現やわいせつ表現)が広告として表示される可能性も考えられます。
子どもがスマホを見ることで、そのような有害広告の影響を受けてしまうことも少なからずあるかもしれません。
では、子どもにスマホを渡すことは絶対にダメなのでしょうか?
スマホ育児の子どもへの影響とスマホ育児のルール
スマホ育児は必ずしも悪いことばかりではありません。
社会で生きていくためのコミュニケーションツールとして必須のスマホは、誰もが避けて通れないものなので、小さい頃から触れておくのはとても大切です。
さらに、YouTubeには悪影響を与えるものだけでなく外での遊び方を紹介しているものや、知識習得を目的としたものが溢れています。例えば、英語教室や生き物の生態を紹介しているものなどです。
スマホを子どもに渡すときは家庭でのルールを決めて渡すことがとても大切です。
1)スマホ育児の影響を考えて、利用する時間を決める
子どもにスマホを渡す前に、「30分」というように、利用時間を決めてしまいましょう。
利用時間を決めることで、30分という時間の感覚を体感できるようになりますし、「30分の中で何ができるのか?」と考えることで、30分の中でどのように遊ぶのか時間配分を考えることにも繋がります。
iPhoneアプリにも、ストップウォッチ機能があるのでそれを活用することもおすすめですよ。
特に、ゲームを始めてしまうと際限なくプレイしてしまいます。
対策としては、iPhoneのゲームで遊ぶ時間を親が決めてしまい、「今から1時間まで」というのではなく、ストップウォッチなどでタイマーのカウント開始のボタンをこどもに押させる方法がオススメです。
こども自身がストップウォッチのボタンを押すことで、ゲームのプレイ時間は自分で決めたことという認識になるので、親に言われてゲームをやめるという消極的な捉え方ではなくなるからです。
2)スマホで表示される広告を消しておく
スマホに表示される広告が有害なものだった場合には、子どもへの悪影響が生じてしまいます。
スマホに表示される広告は、スマホアプリを入れることでブロックすることが出来ますので広告ブロック設定をしておきましょう。
この後の項目で紹介しているので、ぜひ試してみてください。
3)iPhoneの画面を触っても反応しないようにする
一番安心なのは、iPhoneの画面をタッチしても反応しないようにすることです。
反応しなければ有害な広告ページへ移動してしまうこともないので安心です。
スマホ育児の影響を少なくするためのiPhone設定
スマホ育児の影響を少なくするためのiPhone設定と便利なおすすめ設定を紹介します。
1)iPhoneのパスコード設定の変更
子どもがiPhoneを使っている時に、電源ボタンを押してしまいパスコードを何度も入れ直すのは面倒ですよね。
パスコードを消す方法もあるのですが、それが怖い場合にはパスコードの桁を変更する方法もあります。
iPhoneには顔認証でロック解除する方法もありますが、今は常につけているマスクを常につけている状態のため、顔認証でのロック解除も難しいでしょう。
ですので、この記事ではiPhoneのロック解除の手間を少しでも少なく済むようにパスコードを6桁から4桁に変更する方法をお教えします。
iPhoneのパスコードを4桁に変更出来れば、子どもが誤ってロックしてしまった時のロック解除の時間も面倒では無くなりますよ。
- 「設定」→「Touch IDとパスコード」をタップします。
- 現在のパスコードを入力して、「パスコードを変更」をタップ。
- 現在のパスコードを再度入力して、画面下に表示される「パスコードオプション」→「4桁のパスコード」をタップして新しい4桁のパスコードを設定します。
2)広告を表示しない設定
機内モードで広告を消す
プッシュポップバブルを起動した後に、機内モードをONにすることで広告の表示を消すことが出来ます。
ただ、アプリは起動時に通信を行なっていることが多いので、アプリ起動後に機内モードをONにする必要があります。
通信が遮断されている状態でプッシュポップバブルを起動しようとしても、起動できない可能性があります。
AdGuard Proで広告を消す
AdGuard Proはブラウザによるウェブサイト閲覧時の広告だけでなく、プッシュポップバブルなどのiPhoneアプリの広告を消すことが出来ます。
有料アプリにはなりますが、機内モードのようにON・OFFの切り替えの手間がないのでストレス無くプッシュポップバブルを遊ぶことが出来ます。
1)AdGuard proのインストール
上のリンクをクリックして、iPhoneにアプリをインストールします。
2)AdGuard proの設定
- 設定→DNS通信を保護
- DNSフィルタリング→DNSフィルタ
- 「https://280blocker.net/files/280blocker_domain_ag_xxxxxx.txt」をDNSフィルタに追加する
アプリゲームや動画の広告が表示されてしまうと子どもがぐずったりして大変ですよね。また、有害な広告が表示されてしまう不安もありますよね。広告を表示させないようにしてしまいましょう。
3)iPhone画面をタッチしても反応しないようにする設定
2歳くらいの子にiPhoneを渡す時は、操作方法もわからないと思いますので、YouTubeの動画を再生した状態で持たせることが多いと思います。
画面に誤ってタッチして動画の再生が止まったりしないように、設定変更しましょう。
子育てをしていると、子どもが泣き止まない時にyoutubeなどの動画を見せて落ち着かせることもあると思います。
そんな時に、子どもがiPhoneの画面をタッチして触ってしまい、動画の再生が停止してしまったりホーム画面に戻ってしまうことはないでしょうか?
そんな時に、iPhoneの画面タッチ操作を無効化できればいいなーと思ったのでその方法を調べてみました。
設定メニューから、一般→アクセシビリティ→アクセスガイドと入っていきます。
アクセスガイドをOFFにするにはホームボタンを3回押してパスワードを入力します。
尚、アクセスガイドの設定で、音量ボタンのみロックするなど項目を限定することも出来るようです。
子どもにiPhoneを渡す時に子どもが画面をタッチしてしまい困っている方は無効化を試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
子どもにスマホを渡す時には事前の設定を万全にしておきましょう。
- パスコードを6桁→4桁に変更して、ロックした時の解除の手間を少なくする
- 動画の広告を表示しないように「コンテンツブロッカー」をインストール
- 子どもがiPhone画面にタッチしても反応しないように、アクセシビリティ設定の変更
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