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妊婦がトキソプラズマ症になると胎児に影響が。 原因は猫の糞

妊婦はトキソプラズマ症の危険。猫の糞の処理はダメ

妊娠中、妊婦には食べ物など注意するべき事が沢山ありますが猫の糞の処理もその一つです。

猫のフンにはトキソプラズマというものが含まれていて、妊婦にとっては非常に危険なものです。

トキソプラズマ症が妊婦と胎児に与える影響

↓国立感染研究所がトキソプラズマについて公開している情報です。

トキソプラズマ症は、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)というアピコンプレクサに属する一属一種の寄生性原生生物(原虫)により起こされる感染症である。トキソプラズマはほぼ全ての温血脊椎動物(哺乳類・鳥類)に感染能を持つ。一度感染すると終生免疫が継続するが、感染率は国・地域・年齢によって異なる。食肉習慣やネコの抗体保有率、衛生状態などが複雑に関連すると考えられる。ブラジル、フランスなどで感染率が高い,2。世界的に見ると全人類の1/3以上(数十億人)が感染しているとされるなど非常に広く蔓延していることが知られている。健常者が感染した場合は、免疫系の働きにより臨床症状は顕在化しないか軽度の急性感染症状を経過した後で、生涯にわたり保虫者となる。しかし、HIV感染患者などの免疫不全者には重篤な症状を引き起こすため、十分な注意が必要である。また、妊娠中の女性が感染することにより起こる先天性トキソプラズマ症は、死産および自然流産だけではなく児に精神遅滞、視力障害、脳性麻痺など重篤な症状をもたらすことがある。

このトキソプラズマは猫の糞に多く含まれています。

トキソプラズマが妊婦に感染した場合、胎児に脳性麻痺などの重篤な症状を引き起こす可能性があります。ですから猫のフンの処理は妊娠中は避けて下さい。

妊婦がどうしても猫の糞を処理しなければならない場合は

どうしても妊婦さんが行わねばならない場合は、マスクと手袋を着用したり十分手洗いしたりするなど、糞が口に入らないよう細心の注意をはらいましょう。

また、猫のフンに排出されたばかりのトキソプラズマの虫体は未熟な状態ですのでまだ感染力を持っていません。

しかし、猫の体外に排出されてから24時間から72時間たつと感染力を持つようになります。

したがって猫が排便してから24時間以内に確実に糞を片付ければよいわけです。
猫のトイレは少なくとも毎日1回は掃除しましょう

早いものは排便後24時間で感染力を持つことを考えれば、1日2回掃除することが理想的です。

まとめ

  • 猫のフンに含まれるトキソプラズマは妊婦に感染した場合、胎児に脳性麻痺などの重篤な症状を引き起こす可能性がある。
  • 妊婦は猫のフンの処理をするべきでない。
  • どうしてもしなければならない時は猫が排便してから24時間以内に確実に糞を片付けるべき。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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